クソ会社は変われるか

オマエとワシの根比べ。

過去は否定されやすい

自分の人生の過去の話ではなくて、仕事について。

 

組織で人が入れ替わると、大抵「従来のやり方」は否定されがちじゃない?という話。なんでこんなやり方してるの?とか、これおかしいよ、とか、前の担当者何考えてこんなフローにしてたの?とかとか。特に「正論派(その分野で資格持ってるとか)」からの指摘はどぎつい。とにかく真っ正面から否定してきて、そりゃもうけちょんけちょんに言ってくる(苦笑)。

 

私だって仕事してて「なんじゃこりゃ?」と思うものたくさんあるんだが(まぁだからこんなブログを書いてるわけだが)、それでもまずは「歴史と経緯」を知るようにしている。

 

何がどうなって、こうなったのか。

 

先日、所属の大ボスと話した時、この人はだいぶ社歴が長い人なのだが、こんなことを言っていた。「当時はまだこの会社は若くてこの分野が分かる人間は誰もいなかった。だから皆で必死で調べて、外部の専門家にも聞いて、なんとか形を作ってやってきた。でも今は専門人材がいるのに何も考えずに仕事してるよね」と。静かではあったがお怒りだった。

 

会社としてはやっと20年越えたくらいの歴史。だから見よう見まねでやってきて今があることも私としては承知している。それを尊重しながら、時代に応じてアップデートすべきだったんだけど、過去の人たちが殆ど「その場しのぎ」で仕事してしまってたので記録はないわ根拠はわからんわで、かつ、困ったことは先送り。そしてそのパンドラの箱を開けてしまった人間が全責任を背負わされる。

 

自分だってこの過去否定したいけど、今は当事者だからやるしかない、となる。

 

この「やるしかない」にこれから私も巻き込まれる(苦笑)。
まぁだからこのブログタイトルなんだけど。